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アイテム詳細
ジェネオン エンタテインメント
グループ:DVD
ランキング:2186
価格:¥ 3,041
発売日:2008-12-10
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カスタマーレビュー ![]()
今なぜこの映画か
(2008-12-18)
日本語字幕で見ました。
出演者のセリフがへたくそに聞こえました。
それは、セリフが、今の時代に合っていないためでしょうか。
なぜ、今、この映画なのか。
テーマは視覚障害者の実らぬ恋から、
今の時代に生きる観客に何を言いたかったのか。
製作者のノスタルジーにしか感じられなかった。
ハイキングの女性(モガ?)たちがパンプスを履いていたのにはがっかりした。
ノスタルジックでほのぼのとした可笑しさ
(2008-09-19)
物語は、目アキを早足で追い越すのが趣味という徳市と相棒の福市(加瀬亮)との道中からはじまります。追い抜いた学生グループを按摩することになった徳市が悔しいという思いを込めて、学生たちの足を徹底的なマッサージして、翌朝、山を登る学生たちに筋肉痛を起こさせる。そのユーモラスなスケッチは小味だけれど、ほのぼのとした可笑しさを醸し出しています。
そんな風に、時代設定も当時のまま。会話も微妙におっとりした口調。また、温泉宿も山や川の風景も美しい。全体的にまったりした進行で当時の日本人の生活ペースはこんなにゆったりと時間が流れていたのだなぁと思わせる、実にほのぼのとした遣り取りが続きます。でも、ラブコメにちょっとだけサスペンスもあります。(笑)
ヒロインの謎の東京の女役は、モデル出身で映画初出演のマイコ。美人(8頭身?)で現代的ながら、着物姿が良く似合う。そして何とも声がいい。演技はちょっと奥行きがない印象だけれど、許せます。(笑)
徳市役の草なぎ剛が役にはまっている。按摩の佇まいといい、その物腰、感情の緩急や「勘」を頼りにしているという空気感をちゃんと出していたように思います。加瀬亮も相変わらずのへたウマの味が生きています。
今、なぜ清水宏監督の再発見のカバーなのか、とも思います。石井作品としては「鮫肌男と桃尻女」「PARTY7」を思うと異質な気はするが、その後に「茶の味」を撮ってるのでなるほど繋がってるのかと思う。全体的にのんびりした作品ながら、按摩の仲間の「ないしょ〜ないしょ〜」とか、子供がこよりで鼻にイタズラするシーンとかは、完全に石井監督のタッチ。
とにかく、端正な古き良き日本の、ノスタルジックな気分に浸れる作品でした。
古きよき時代の温泉場の雰囲気・情緒を再現した、美しさ満点の傑作です。
(2008-09-18)
石井克人監督が、清水宏監督の1938年の作品「按摩と女」を発見し、リメイクならぬ「カヴァー」した作品。私が今年上半期に視た邦画では屈指の出来で、DVD発売が待ち遠しい。「按摩と女」を観た人は、本作が「按摩と女」を実に忠実に再現したものであることに驚くだろうが(近所のシネコンで本作を1000円で公開していたのは、脚本作りの手間が省けたからか? お蔭で2回劇場に足を運ぶことができた)、「按摩と女」を知らない人でも、まるで自分が古きよき時代のひなびた温泉場の客になったかのようなゆったりとした気分に浸れることは間違いなかろう。「按摩と女」を忠実になぞるとしても、今の日本であの心が洗われるような情緒を作り出すのは相当困難だろうに、それを成し遂げた石井監督達スタッフの努力には脱帽する。冒頭の草薙剛と加瀬亮演じる按摩2人が、目明きを追い越し、行き交う人達がどんな人かをまるで目が見えるように語らいながら山道を急ぐ冒頭の場面から作品に引き込まれる。その緑の清々しい美しさ。「按摩と女」は白黒映画であるのに対し、本作は自然やしっとりした温泉場の風情、旅館の室内に至るまでカラー映画ならではの、派手ではない色彩を生かした映像美に満ちている。そこに昔の作品を「カヴァー」することの意義の一つがある。
按摩達の行動・言動はハンディや暗さを全く感じさせない。特に積極的に行動し、小さな事件を解決しようとする徳市役への草薙剛の起用は大正解。マイコも戦前の女性の清楚な気品が自然に滲み出る好演。清冽な滝や川の流れを前にした場面が涼やかでよい。その他、三浦友和、堤真一、出番は少ないが渡辺えり子等、キャスト全員、演技は申し分ない。日本人に生まれて良かったと心の底から思える、奇跡的な美とさわやかさ満点の、永く心に残る傑作として、私は本作を高く評価する。

