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ビクターエンタテインメント

グループ:DVD

ランキング:12732

価格:¥ 3,990

発売日:2007-07-27

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カスタマーレビュー

意外な結末が心地よい「殺しのゲーム」と、唐十郎のワンマンショー  (2008-02-14)
第3話「殺しのゲーム」は、文庫本で僅か15ページ程の西村京太郎の掌編を45分のドラマに膨らませた作品ですが、冗長感は全くなく、二重三重のドンデン返しで締めくくられる結末まで観る者の注意を引きつけて離しません。自分が胃癌(当時は不治の病)であることを知った主人公の絶望と焦燥が、岡田英次の誠実な演技により説得力を持って伝わってきますし、そんな彼に殺人ゲームを持ちかける田中春男と、押しかけ女房よろしく彼のマンションに移り住んでくる春川ますみの2人も好演しています。甲高い声でキャンキャンわめく役でしか春川ますみをご存じない方には、ぜひ本話における清楚で美しい彼女の姿を目に焼きつけてほしいと思います。全編に渡って流れるムソルグスキーの「展覧会の絵」の音楽も本作品を魅力あるものにしています。完成度の高いサスペンスドラマとして推奨します。第4話の「仮面の墓場」は、つぶれた映画館で芝居の稽古を続ける劇団員たちを巡る陰惨なドラマ。稽古中の事故で死んだ俳優の亡霊がいろいろな形で劇団員たちに付きまとうというのが本話の怪奇的な要素なのでしょうが、それよりも、仲間が死のうが逃亡しようが自分の目指す芝居に向けて突き進み、とうとう誰もいなくなってしまうと突然一人芝居を始めてしまうという唐十郎の怪演こそが、本作品のホラーだと言っていいでしょう。また、観る者を唖然と置いてきぼりにする結末は、「木乃伊の恋」とともに本シリーズの双璧です。本物の映画館を使って撮影された本話は画面全体が極めて暗いのが特徴ですが、このデジタルリマスター版DVDでは今までわかりにくかった細部まで綺麗に見えるようになったため、すでにLDボックスをお持ちの方にもお勧めしたい商品です。映像特典の唐十郎と緑魔子のインタビュー及びトークも商品価値を高めています。

アンバランスな作品だが・・・・・  (2007-04-29)
このシリーズは、最初の墓場から呪いの手のような、恐怖もので続ける予定が、フジテレビでの試写の際、あまりに怖すぎて、CM効果が無い、ひいてはスポンサーがつかないということで、路線変更となり、最後の方は、現在のサスペンスドラマのような推理ものになり、さらには、放送枠が取れず、オクラ入りしたと聞いています。確かに、普通の推理ものでいきなり血だらけのアイキャッチが出てくると、笑ってしまうところも有ります。ただし、この巻に収録の、仮面の墓場のようか秀作もいくつかあります。特にこの回は傑作です。いい意味での脚本の市川森一の幻想性、監督、山際永三の反骨性、当時の状況劇場そのままの唐十郎、か゛マッチした傑作です。これをこのシリーズのベストとあげます。(木乃伊の恋、夜が明けたらも惜しいですが)

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